僕は言葉にするのが不得意であります。
なので誰かが発した言葉に、そう! と言う場面が多々あります。
もしくは僕の言葉を通訳してもらったり、、、汗
少しずつ言葉にする練習をしていこうと思う。(ブログを更新しよう!)
先日のアシュタンガヨガ神戸のオープニングイベントでのこと。
キノシタケイコさんが
”誠也から神戸でマイソールクラスをする。と言うことを聞いた時に、当時のケイコさんはそんなんありえへん!! 全然ゆかりのない土地でマイソールクラスだなんてありえへん!”
と思われたそうです。
でも初めは少人数だった練習生も誠実さと情熱をもった誠也の元、日に日に沢山の練習生が集い、3年7ヶ月がたったころには、自身のスタジオをオープン。
そのあとケイコさんは付け加えて
”頭で考えてることなんて結局そんなものやねん。
それを誠也くんが実証してくれました。” と。
それをこの練習で取りはらうねん。みたいなことを話されていました。
(正確に覚えてなくてすいません。。。)
まさに共感。
自分勝手な決めつけや思い込みをなくして、全力で今与えられている練習、呼吸に意識を向ける。
その先に思考を超えた気づきがある。
僕も何度かクラスで話したことがある、
今となっては手で顔を隠したくなるような苦笑いな昔話の一つ。
一年めのインドマイソールでの出来事。
当時の僕はアーサナの練習にどハマり。 かっこよくしたい。ジャンプバックやジャンプスルーをスローモーションみたいにしたい。。。 みたいに。笑
アシュタンガヨガの練習を始めて1年半ほどでインドに向かったのですが、日本での練習は週に一度スタジオに通い、そのほかは宅練。
スタジオ練習ではそんなことはないけど、宅練となると、意識がヴィンヤサの流れから、ジャンプや見た目に向かい。。。流れを中断してジャンプの練習を何度も繰り返すことも。
深い呼吸への意識、バンダの意識感覚がないのにジャンプの練習を繰り返した結果、僕はインドマイソールで練習するその時まで約1年ほど手首を右左と順番に痛めていました。
なのでマイソール・ゴアでの4ヶ月間の練習で必要なテーピングやロキソニン湿布をたっぷりリュックに詰め込んでのインド。苦笑
待ちに待ったシャラート先生の元での練習初日はレッドクラス。
あまりの緊張からか、テーピングと湿布を忘れてシャラに到着。
もうすでにかなりの練習生が並んでいたので今帰ったらマットが引けない、、、 と思い、心を決めてテーピングなしで練習することに。
憧れのマイソールでシャラート先生のカウントでの練習。
多くの練習生が自身のプラクティスに励み、伝統的な教えが師から弟子へと受け継がれてきた神聖な場所。
あまりの高ぶりと緊張で、呼吸に意識を向けることで精一杯だった僕は練習後の手首の状態にびっくりしました。
全然痛くない。。。
日本では痛すぎてジャンプスルーどころじゃなかったのに。
これがマイソールマジックかー! と一人でにやけていたのを覚えています。
その頃はそんなふうに捉えていましたが今は違います。
呼吸に意識を向けるだけで精一杯だったおかげで
マインドはお休み、深い呼吸がバンダと繋がり、身体が軽く安定し、
手首への負担が少なくなったんだろうと思う。
”頭で考えてることなんてそんなもん”
ケイコさんのこの言葉からこのことを思い出しました。
そして恭平も昨日のインスタで
”インドはあなたが頭で作ってしまう常識を簡単にぶっ壊してきます。 日々の練習は、あなたが頭で作ってしまうマインドのブロックを外して、無限の可能性を与えてくれます”
アシュタンガヨーガのアーサナのプラクティスはマットの外で日常生活との繋がりがとても深いです。
アーサナの練習が身体的で外見なものだけではなく、心や内側との繋がりに気づけた時、この練習はさらに楽しく、深みが増してきます。
アーサナの練習で身体は柔軟で強く、スタミナもつき、
それらを継続することで精神的にも強く安定感も得られます。
ですが僕がこの練習から授かった最大の恩恵の一つに
”DON'T BE 頭でっかち” があります。
頭で決めつけず、全力で今の呼吸を感じ。そして起こったことを受け入れる。
これがマインドの状態を整えることだとも思います。
マインドに振り回されるのではなく、
マインドの状態に気づいている自分でありたいと思う。
さてもうすぐ2年ぶりのインド。
僕の中にある常識をぶち壊してきたいと思います。
ちなみにその後、僕の手首は痛みとは無縁です。
注:皆さんの中には本当に痛めている場合もあるかと思うので信頼のおける先生の元で練習をしましょう。