④ そして旅が終わったら

こんにちは。

 

 

 

さて今日も旅の続きを・・・

 

 

腸チフスの診断を受け、僕たちは入院。

 

僕は京都・恭平は名古屋で。

 

2週間(14日間)の隔離監禁生活が始まる。

 

だいたい僕も恭平も似たような症状で、

40度近い発熱が1週間は続いた。 そうなると何もできない。

 

寝てるか天井を見てるかで一日が終わる。

 

初日の朝(僕は夜に救急で入院した)ご飯。

 

出てきたのは食パン。。。。

絶対無理!! と思いながらも出てきてるくらいやから大丈夫なのかな? 

と思い食べてみるも喉を通りお腹に入るやいなや激痛。。。

 

ベットから落ちて転げ回る僕。

そういえばその時点ではまだ腸チフスと判断されてなく、何らかの感染症には間違いないという感じだったんだ。 なので食パンが出てきてたのね。

(夜間に救急で駆け込んだから専門の先生が不在だったのだ)

 

 

発熱もあり、当然練習はお休み。

 

抗生剤点滴で、食事もろくにできなかったので激やせ。

 

 

話し出すとキリがない入院生活も10日を過ぎた頃、担当の先生の許可も出て予定より早く退院できることに!(ここら辺りからはダイジェストで)

 

退院の日の朝最寄りの駅まで歩くもヨロヨロ・・・

ほんまやからね!!!!

 

歩くのが精一杯な感じ。

 

練習も太陽礼拝でフラフラ。

 

チャトランガができない。太陽礼拝Bではヴィラバドラーサナへの移行でこける。

 

ちなみに僕はこの3週間後症状が再発し、再入院することに。

 (恭平はしっかり2週間入院していたので再発には至らず元気に)

 

またまた2週間の入院生活を過ごしたのでした。

幸い再入院では隔離はなく、少しの外出もできた。

 

病室の中でいろんなことを考えた。

 

練習を始めて6年目、2年ぶりのマイソールでのフルプラクティス。

 

思えばアーサナ (外側) を追いかけていた。

 

そしてマイソールでのフルプラクティスも何だったんだと言わんばかりに管理不足により旅で体調を壊すオチ。

 

外側を求める練習から内側の探求的練習へ。

このことがキッカケで恭平と " Back to Basics " を始めたっけな。

 

同じタイミングで僕たちに降りかかってきたのも何か意味があったのかもね。

大きなギフトとなった。

 

 

そして本題。

 

 

その後の練習はリハビリ的にスタート。

太陽礼拝だけの練習から始まり、ゆっくりとスタンディング、シッティングと増やしていった。

 

 

ちょうどその頃、9月にシャラート先生が来日クラスがあることを知る。

しかもインターミディエイトレッドクラスもある。

 

4月に入院、6月に最終退院したばかりなので、セカンドレッドではなく、プライマリーレッドを予約した。

 

確か来日クラスは1週間だったかな。

その中の前半はプライマリーのみで、4日目からプライマリーとセカンドのふたクラスになったと思う。

 

前半のレッドクラスを仲間と参加しながら、僕の心は少し動いていた。

 

その頃には何とかセカンドの途中までの練習に体調も戻ってきていたけど、レッドとなれば話は別。と、プライマリーを選択していたけれど、このタイミングでセカンドレッドに出ないと、いつまでたっても僕はプライマリーを選択する流れになりそうな予感もする。

 

セカンドレッド前日にタリック先生 (当時マイソール東京を主催していて来日クラスをオーガナイズされていた先生で僕の日本での先生) に相談し、セカンドレッドに参加できることに。

 

 

セカンドレッドではなくプライマリーレッドを選んでいたのには、練習がそこまで戻っていないという理由以外にも、もう一つ理由があった。

 

半年前、シャラート先生のもとフルプラクティスしていた。

そして今、理由が理由にせよ全然練習できていない状態。 きっとカランダバーサナも上がらないだろう。 最後まで体力がもつのかも心配。

 

この半年間何してたんや! って、きっと怒られるやろうな〜 とか色々考えた。

 

 

始まる前に先生に帰ってきてからの出来事を伝えようと思うもタイミングを逃しオープニングのチャンティング。

 

 

もう始まったら呼吸に意識を集中し、できる限りのことをするのみ。

実際それ以上はできようがない。。。

 

いくつものアーサナができない感じで、クタクタになりながらも何とか休息の時間。

 

 

なに言われるかドキドキしながらも近況報告と、ただただ " ありがとう "を伝えに先生の元に行き、挨拶をすると、僕の頭を撫でてくれ、満面の笑みの先生がいた。

 

その瞬間、いろんなものがはがれ落ちた。

 

入院していて "あーだこーだ" という話はこの瞬間にどうでもよくなった。

何もかも見透かされているようだった。

 

本当に暖かい眼だったのを覚えている。

 

 

この出来事がきっかけとなって、僕はシャラート先生のことをシャラート先生として見るようになった。

 

そしてシャラート先生はアーサナ (外側) を見ているのではない。 アーサナの練習を通して何かを見ているように思えた。

 

 

何かに頼って変わり続けるものではなく、より本質的なものに意識を向けたいと思う。

 

 

その時、僕なりの

ヴィヴェーカ ヴァイラーギャ

が起こった。

 

 

それから三ヶ月後、僕は再びマイソールでシャラート先生の元、練習していた。

 

 

 

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何だか旅の模様を思い出しながら、長くなってしまいました。。。

 

 

とはいえ、

未熟な僕は、それ以降も内側から意識が遠ざかって体調を壊したり、のまれたりの繰り返し。けれども今こうして当時の記憶を辿ることができ、改めて明日以降、ヨーガな生活を過ごしていきたいと思うのでした。

 

 

 

さて今週は17日 (木) がムーンディ(満月)でお休みです。

 

なので今週のシャラオープンは明日 (水) と金曜日ですね!

 

 

また明日もシャラでお待ちしています!

 

 

素敵な午後をお過ごしください:)

 

それではまた明日!

 

 

 

懐かしい! 

僕の後ろにいる子と次の年のシーズンの後結婚だなんてこの時は想像もつかなかった

人生何があるかわからないNe!

英樹さん・ハッサン・恭平・僕

2017年シーズンの後、シャラート先生とパチリ📷

そして旅が終わったら

美しい川のほとりで会おう

 

聴くとあのシーズンに行ける